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令和6年度 卒業生のみなさんへ

令和6年度 卒業式へ参加させていただき、祝辞を申し上げさせていただきました。


 

祝辞


卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

このお祝いの式典に際し同窓会長として一言祝辞を述べさせていただきます。


本日、みなさんは充実した高校生活を送られた想いで深いこの校舎から旅立たれ、それぞれが目指す道に進まれます。ぜひ我が校で培った創造性や先進の精神で学業や社会での活躍をお祈りしたいと思います。

さて、皆さんご存じの通り、いま世界は大きな変化の時にあります。

日本の社会も世界景気や地政学的な外部環境からこれまでの歩みの延長線上にない新たなフェーズに入ったと言って良いでしょう。

ひとつの側面ですが、今の日本は、人口減少、少子高齢化、デジタル技術の加速度的進展、環境問題などの多くの内部環境の課題に直面しています。

皆さんが志し、学んでいく勉強はこれらの社会課題の解決につながるものが多いことでしょう。

そこで求められてくるのは新しい価値の創造と言われています。前例や過去の経験ではもはや通用せず、新しい発想と行動力で課題を解決していく若い力、人材が求められています。


いま、長年続いたデフレ時代から40年振りのインフレ時代と言われています。

多くの企業が経験のないこの時代、名門大企業が安泰の時代ではないようです。

一方ではAmazonやGoogleのような人々に新しい価値を提供する企業が世界的に急成長しています。

日本でも若い経営者による多くのスタートアップ企業が社会に新しい価値を提供しょうとしています。

10年後の2030年には、皆さんを含むZ世代が日本の人口の3割を超えます。

デジタルネィテブかつ今より更に多様な価値観を認め合う人たちが社会に大きな影響を持つことになります。皆さんの今からの学びの場はその先の日本や国際社会にとっても大きな意味を持つものことになるのではないでしょうか。


郡山高校は来年度、県内初の進学系探究科の新入生を向かい入れます。

社会が求める人材はすなわち大学が求める人材であります。

本学探究科はそれらの社会的要請に応えるものと確信しています。

この設置はすでに取り入れられている国際的な探究学習や県内唯一の英語科による教育成果と皆さんの努力があってのことと思います。


保護者の皆様、本日はまことにおめでとうございます。

三年間の高校生活でのお子様の成長を見守られ無事本日の晴れ日を迎えられましたことのお喜びはいかほどのことかと存じます。

また、校長先生はじめ教職員の皆様、PTA役員の皆様、我が後輩たちの自主性を尊重され、それぞれの目標達成へ支援され続けられたことに感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

最後に卒業生諸君に。

我が校は伝統校や他校にはない先進的な存在感を常に放ち、学業、部活動の両面で新しい成果を出し続ける県内唯一無二の学校と評価されています。

それは皆さんが残してくれた足跡です。

新しい文化と更なる歴史を立派に築いてくれてありがとう。

あらためて卒業おめでとう。


諸君の健闘、大活躍を祈念します。おお母校永遠に栄えあれ!

令和7年3月1日      

                  福島県立郡山高等学校 

第4代同窓会会長 中島 武彦

 

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