top of page
検索

新入生の皆様へ

  • peaceryo530
  • 5 日前
  • 読了時間: 4分


祝辞


新入生の皆さん、また、保護者の皆様、本日はご入学誠におめでとうございます。

難関を突破された新入生の皆様を本日ここにお迎え出来ることを同窓生を代表してこころよりお祝い申上げます。


わが校はこの春開校四十九年目を迎えます。

創設から多くの皆さんのご苦労とご尽力で県内でもキラリと光る教育成果を出し続ける学校に成長しました。

さらに本日入学された皆様が将来の夢に向かってそれぞれの充実した3年間を過ごし成長してここを巣立たれることが、そのまま我が校の新しい歴史となります。

郡山高校は昭和五十二年。

郡山市内に2つ目の普通科男子校の新設という市民の熱望と大きな期待のもと誕生いたしました。

今では考えられませんが当時の新聞によると福島県、特に県中地区の中学生浪人は社会問題化し本校の開校はその解決策として大きな期待が寄せられていたようです。

郡山市に2つめの普通科男子校として市民の期待、そして福島県では伝統校以外の進学校の新設は画期的ともいえるものでした。それが当時の地域社会のニーズであり、我校のルーツです。

それから約50年の間、世の中の価値観や高等学校教育に対する社会的ニーズは多様化していると言えます。大切なのはみなさんひとり一人が高校三年間を通じて自分の人生の夢の実現にいかに近づけるかということだと思います。

それは単に試験の総合点数だけで判断される事だけではなく、自主性と多様な価値観を認め合うことからスタートするのではないでしょうか。


先日、第18回声楽アンサンブルコンテスト全国大会で合唱部が見事日本一に輝きました。

この快挙を報じた3月24日の福島民報新聞の見出しには「信頼・全員が指揮者」とあり記事にはこう書かれています。


「指揮者を立てない歌唱は音楽の方向性を示す存在がいない。その分、曲を前に進めるには歌い手の呼吸や作品に対する共通理解が大事になる。音楽への熱意に満ちた部員が集い、普段から先輩・後輩を問わず意見交換してきた・・」

まさに、これこそが郡高らしさではないでしょうか。


皆さんご存じの通り我が校は文武両道の学校として各方面から高い評価をいただています。

大学進学実績は県内屈指、部活動においては全国トップの合唱団をはじめ多くの部活動が強豪として活躍しています。

何で郡山高校ってこんなにすごいの?私もたまに聞かれます。

ある先生に聞いてみました。

かなり厳しくご指導をされてるんですか?

そうではないそうです。


とにかく、みんなひたむき。

勉強も部活も自主性のなかで両立し集中している生徒が多いそうです。

もちろん先生方のご指導そして先輩方から脈々とひきつがれた精神と伝統もあるでしょう。

そうした成果の積み重ねがこの度の県内初の進学系探究科の設置につながったものと考えます。

我校はもうすぐ50年という比較的若い高校です。

創立当初は伝統校に追いつけ追い越せという先生方の情熱にあふれた学校でした。

今や県内でも無二の存在感を放つ続ける学校となりました。

これは県教育委員会、歴代校長先生はじめ教職員の皆様の熱いご指導。

またPTAそしてそのOBの方々や同窓生各位のお力添えのお陰であることも忘れてはなりません。

この場をお借りして御礼申し上げます。

ありがとうございます。

文武の二刀流は誰でもできるものではありませんし強制されるものでもありません。

それぞれの夢の実現に向かって勉強に集中することは勿論。部活動で個性と才能を存分に発揮するもよし。

文武両道の精神で築き上げてきた本校の校風はすべての生徒の夢の実現のためにあります。

普通科、探究科ともにこの伝統と先進の精神で新しい歴史を築いてください。


保護者の皆さん。

本日はおめでとうございます。

先生方曰く。郡高生は入学後に伸びるそうです。

ここから三年間のお子様の成長を見守られ、そして貴重なアドバイスを宜しくお願い申し上げます。


最後になりますが、新入生の皆様のご健闘と母校の益々の発展を祈念いたしまして同窓会長としての祝辞に代えさせていただきます。

本日は誠におめでとうございます。

令和七年四月八日

福島県立郡山高等学校同窓会

第四代会長 中島武彦

 
 
 

Comments


特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page