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同窓会総会講演予定者のご紹介【26期卒・和田亮一】

郡山高校同窓会では、総会開催時に毎回、広く社会で活躍されているOBOGの方の講演会を行っております。残念ながら本年度の総会は、新型コロナウイルス拡大防止の観点から、中止となりました。

そこで、当日予定していました講演者をこの場でご紹介致します



2020年度同窓会総会講演予定者

【和田亮一 26期卒業生】


プロフィール

1986年生まれ/26期普通科卒


・一般社団法人日本エンターテインメントクリエイター協会(JECA)代表理事

・Creative Producer/演出家/脚本家
















郡山高校在学中は、応援団副団長、生徒会副会長として活動、明治大学に進学する。

明治大学在学中にお芝居に出会い、そのままエンターテインメントにおける活動を開始、様々な舞台やライブステージでの脚本・演出を担当。


第二次K-POPブーム(2011年付近)では様々なK-POPアーティストの演出を担当した。

近年ではビジネスイベントやフェスなどの演出も行い、”エンタメを活用した教育事業”も展開している。2014年に立ちあげたラップの学校「ラップスクール」は数々のテレビはじめとするメディアに取り上げられ、現在のラップブームの一躍を担った。


2018年公開映画「カメラを止めるな!」では著作権騒動がありつつも、原作者としてクレジットされる。

2019年〜2020年、カナダ人落語家、桂三輝のNY・ブロードウェイ公演のプロデューサーを務める。

現在は米国にて公開予定のメディアミックスプロジェクトの第一部の制作やハリウッドでのリメイクなども行いながらも、枠にとらわれない幅広い活動を行う。




様々なキャリアを持ちつつも、未だ枠にとらわれずに多動的なかつ道を続けるOB、和田亮一氏。

秘訣や今後のビジョン、郡山高校で学んだことをインタビュー形式で聞いてみました。


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【インタビュー】


Q:郡山高校で学んだことってなんですか?


A:勉強だけではないってことは確かです。友達との思い出、毎日自転車で駅から通ったあの日々、応援団、生徒会。

僕はそのころから、「主体的に物事を考え、実行する」ということを学んだのかもしれません。

それが今にめちゃくちゃ生きています。


とにかく、思い返すと全部楽しかったなっていう思いしかありません。

特に応援団での活動は、僕の今の人生を形成したといっても過言ではありません。


当時、早稲田大学から応援団の方々にお越しいただいて直接指導してもらったことはすごく大きかったです。

ブレザーだった郡高でブカブカのボンタンと短ランを着てかっこよくパフォーマンスを決める。

誰かを応援するためには自分をとにかく鍛え上げて、強くならなきゃならない。

そんな応援団での経験は、もう一生体験できないよなあと思います。


Q:高校を卒業してから今までを、ご説明いただけますか?


A:僕の人生は、失敗ばかりです。

先ほど話した通り、応援団に入っていて早稲田大学の応援団の直接指導を受けていて、「絶対早稲田に入って応援団になる!」ていう目標があったんですけど落ちてしまった。

まず第一の失敗。


だけどそうやって入った第二希望の明治大学でお芝居に出会います。

福島にいて、当時はスマホもないし気軽にエンタメも見れない時代です。

東京に行ってはじめて体感したのが、「エンタメ面白い!」でした。

それから芝居にのめり込んで、そのまま他の大学の仲間は就職する中、僕は演劇を続けました。


そしたら全然食えなくて、朝から夜までお芝居の稽古して、深夜はバイトする、みたいな生活をずっと続けていました。


それでも立ち上げた自分の劇団で、自分の作品を上演すると誰かは感動してくれたり笑ってくれたり、“誰かの心を動かすこと”が自分の生き甲斐だと感じていました。

でも、そんな劇団も、目標にしていた動員数を達成することはできず、多額の負債を残して解散。


僕はその負債を一人で抱えることになりました。

東京で見事に夢破れて、一度福島に戻りました。


そして初めて会社という組織に就職し、新しい世界を感じることができました。

それが28歳の終わり。


もちろんそれまでの経歴をバカにされることも多かったし、そこでも悔しい思いをたくさんしました。

だけど“僕には何もないんだ。やるしかない。”と思ってがむしゃらに日々を過ごしました。


そして30歳になり、たまたま同い年が集まる大きなイベントが東京で開催されるということで参加。

そこには、同い年だけど会社をいくつも経営していたり、政治の世界に入り込んでいたり、自分の生涯の目標に向かって突き進む人がいたりと、心臓をズドンと打つような刺激が待っていました。

そしてもう一度だけ、東京で戦いたい。と思い、30歳の終わりに再び上京。

入ったIT系の会社で半年で成果を出し、「社長」という役職をもらいました。


そこから僕は、経営を学び、独立。


“33歳になったらもう一回自分の作品を作ろう”という思いがあって、エンターテイメントの会社を立ち上げました。


そして2018年、映画「カメラを止めるな!」の権利問題が発覚。

無事に解決したのが2019年。


そこで学んだことは、ただただ世界と日本の、エンタメの距離でした。

そして僕はそこから一気に照準を海外に向け、自分の作品を作り始めました。


NYブロードウェイでは落語のプロデューサーを務めたり、これからアメリカでリリースされるアニメ作品、中国での映画、韓国でのマンガ制作など、まだ世には出せないけど海外パートナーと作っている作品がいくつもあります。


結果、失敗を繰り返して昔やりたかったことがその時自分が想像もしてなかった大きさになってできてる。

というのが今ですね。


Q.ではこれからは海外が拠点になってくるのでしょうか?


A.明確な拠点っていうのは決めてません。その時アメリカにいた方が良ければアメリカにいるし、韓国だったら韓国だし。

今はちょっとコロナで帰れてませんが、もちろん地元福島でも何かやりたいと常々思っています。

今はオンライン化が進んで、うまく使いこなせば場所はあんまり関係ないですよね。


Q.郡高OBOGとの交流はありますか?


A.正直ほとんどなくなりました。

でも、ふとした時に東京いるメンバーで集まろう!とか、福島帰ったタイミングで集まろう!とかはあって、そのときは思い出話から仕事の話まで、すごいパワーになります。

あと僕は一応同窓会役員にも入っているので、世代間を超えた交流もできていて、先輩たちは特に後輩の面倒みてやろう!みたいなノリで接してくれるので嬉しいですね。

僕も後輩にはそうありたいと思っています。


Q.これからの活動はどのようなことを考えているんでしょうか?


A.まずは今年はアメリカでの作品作りが待っています。

実際に12月からアメリカに住んで、ハリウッドの素晴らしいクリエイター達と一緒に、アニメを作るプロジェクトがあります。

すでにアメリカではプロジェクトが公開されてますが、「NINJAMASX」という作品で、キャラは日本、舞台はアメリカです。


2022年アメリカでリリースされるオリジナルアニメ「NINJAMASX」


この作品を皮切りに3部作を制作していくんですが、アメリカが拠点になりつつも、日本でも作品を作って行ったり、いろんな地方と関わってイベントをして行ったりと、枠や場所、国籍にとらわれずに活動していこうと思っています。

中国、韓国、タイなどのアジアも視野に入れています。


また、僕は同窓会役員ではあるのですが、距離があるとどうしても役員会や在校生の活動を把握することが難しいので、オンラインでいろんなことができて今の時代にあったコミュニティの作り方を進めていきたいなと思っています。


Q.ありがとうございます。同窓生のみなさん、在校生のみなさんへ一言お願いします!


A.どんな経験も糧になります。

高校が一緒、出身が一緒ってすごく特別なつながりを感じますよね。何かあった時は力になれる人間になりたいし、そういうコミュニティを作っていきたい。

みんなでよい文化をつくっていきましょう。


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和田亮一さん、ありがとうございました。


郡山高校同窓会では、これからも総会講演だけでなく、HPの中で活躍するOBOGをご紹介してまいります。

それでは次回をお楽しみに!



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